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共同通信
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金融庁が、今年5回目のシステム障害を起こしたみずほ銀行に銀行法に基づく報告命令を出したことが21日、分かった。関係者によると、月内の報告を求めた。金融庁は障害の頻発を重く見ており、発生の原因や顧客対応などが適切だったかどうかを精査する方針だ。
命令は持ち株会社のみずほフィナンシャルグループ(FG)とシステム障害を起こしたみずほ信託銀行にも出した。
障害は19日午後9時ごろに発生した。預金の入出金などを担う勘定系基幹システムと営業店を結ぶ機器が故障。20日午前9時の開店までに復旧できず、2行の全国の店舗窓口で入出金や振り込みなどの取引ができなくなった。