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共同通信
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【ブリュッセル共同】欧米などの国際研究者グループは24日までに、ドイツとベルギーで7月中旬に発生し200人以上が死亡した洪水に関する報告書を発表、温暖化の影響で同様の洪水がこの地域で起きる可能性は19世紀後半と比べ最大9倍に上ると明らかにした。
研究者グループは「ワールド・ウェザー・アトリビューション」。
報告書は、今回洪水が発生した周辺地域の気温が現在より1.2度低かった19世紀後半に比べ、夏の1日の最大降雨量が約3~19%増加したと指摘。今回の洪水は西欧では「400年に1度」だとしたが、同様の洪水が発生する可能性は1.2~9倍になったと結論付けた。