令和3年度外務大臣表彰 在ニューヨーク日本国総領事館

 

 

令和3年度外務大臣表彰

在ニューヨーク日本国総領事館

 

 

 8月20日、外務省は、令和3年度外務大臣表彰受賞者を発表した。在ニューヨーク日本国総領事館管轄地域では、岡本 徹・ニューヨーク育英学園理事長/学園長(Mr. Okamoto Toru, President /Principal of Japanese Children’s Society, Inc.,)及び野田 美知代ニューヨーク日系人会事務局長(Ms. Noda Michiyo, Executive Director of the Japanese American Association of New York)の2個人が受賞した。

 外務大臣表彰は、多くの方々が国際関係の様々な分野で活躍し、日本と諸外国との友好親善関係の増進に多大な貢献をしている中で、特に顕著な功績のあった個人及び団体について、その功績を称えるとともに、その活動に対する一層の理解と支持を日本国民各層にお願いすることを目的としている。

 岡本氏は、1979年に設立された米国東海岸で唯一の全日制幼小一貫教育機関であるニューヨーク育英学園の学園長/理事長として運営を担ってる。同学園全日制では英語教育も重視しつつ、文科省の幼稚園教育要領及び小学校学習指導要領に準拠した教育を行い、4000名以上の卒園児・卒業生を輩出し、また、日本語補習校等も運営している。岡本氏の指導の下、同学園は多様化する教育ニーズに応えながら地域に根ざした教育機関として海外子女教育の推進に長年にわたり貢献している。

 野田氏は、34年にわたりニューヨーク日系人会事務局に勤務し、歴代会長を支え、事務局長として同会の多様な活動を展開するために尽力した。同人は、在留邦人・日系人の声に熱心に耳を傾け、その時々のニーズをとらえて各種行事や支援活動に反映させ、ニューヨーク近郊における在留邦人、日系人の福祉向上、教育・文化活動の促進に尽力し、日米友好親善に貢献した。とりわけ、2005年の高齢者問題協議会設置やコロナ禍での高齢者・フロントワーカーへの日本食弁当配達の実施に中心的役割を果たした。

 

岡本 徹・ニューヨーク育英学園理事長/学園長
野田 美知代ニューヨーク日系人会事務局長