副知事はベンジャミン氏 ハーレム出身
低所得者向け住宅問題に精通
ニューヨーク州のホークル知事は26日、ニューヨーク州上院議員のブライアン・ベンジャミン氏(ハーレム選出・民主)を副知事に任命すると発表した。
ベンジャミン氏はオピオイド鎮痛薬乱用防止と中毒患者のリハビリ、少数民族・女性の所有するビジネスの活性化、選挙制度の改革などに取り組んできた。歳入予算委員会委員長を務め、司法制度の改善、低所得者向け住宅などの問題にも精通。ハーレムのコミュニティー指導者層に太いパイプを持つ。ホークル氏は「チームワークが効率的な指導力の要。
私と志をひとつにし、州民のために最善を尽くすベスト・アンド・ブライテストの1人がベンジャミン氏だ」と紹介。 ベンジャミン氏は「ニューヨーカーの求めに耳を傾け、未曾有の困難を乗り越えて行けるよう、地元の指導者と連携して効果を上げたい」と応えた。
ハーレム生まれ。母親はニューフロンティアを求めてカリブ諸島から移民した。市内の高校を卒業後、ブラウン大学で公共政策の学士号、ハーバード大学で経営学修士号を取得。その後ハーレムに戻り、環境を保全しつつ持続可能な低所得者向け住宅の建設に従事した。州上院議員として、家賃高騰を防止して賃貸人を保護する画期的な住民保護法の成立にも貢献した。
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