5年間ものあいだ行方がわからなくなっていたペットの犬が、めでたく飼い主のもとに帰って来るという、映画のような本当の話が話題を呼んでいる。
テネシー州ノックスビルにあるヤング・ウィリアムズ動物センターでは先週、センターの近くを彷徨っていた野良犬を保護しマイクロチップをスキャンしたところ、5年前に飼い主のもとから姿を消していたビーグル犬のメイシーであることが判明した。
飼い主であるチャドさんとエイプリルさんのへランド夫妻が、チップに登録する連絡先などの情報を定期的に更新していたため、同センターはすぐに夫妻に連絡を取り、メイシーは5年ぶりに家族のもとへ戻ることができたという。
同センターのジェフ・アシン代表によれば、「いなくなったペットが何年も経過してから見つかることは、十分あり得る」ことだという。そのため、シェルターからのペット引取料金の一部を、マイクロチップの埋め込みと登録費用に充てている。このチップの埋め込みは地域の獣医などでも簡単に行うことができるため、同センターは推奨している。
チャドさんは、「メイシーの行方については、いつも家族の話題に上っていた。マイクロチップを入れておいて、本当によかった。ヤング・ウィリアムズ動物センターの皆さんには、感謝してもしきれない」と話している。