米南部、ハリケーン被害拡大

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共同通信
倒壊した家の前で頭を抱える住民=30日、ニューオーリンズ(USAトゥデー・ネットワーク、ロイター=共同)

 【ニューヨーク共同】大型ハリケーン「アイダ」が29日に上陸した米南部ルイジアナ州では30日、多数の家屋が倒壊、浸水したほか約100万の世帯や事業所が停電するなど被害が拡大した。確認された死者は1人だが、エドワーズ州知事は米メディアに対し、今後、死者が「相当数に上るだろう」との見方を示した。

 アイダは30日、勢力を弱めて熱帯暴風雨となり、ミシシッピ州を北上している。今後も強い風雨が予想され、当局は警戒を呼び掛けている。バイデン大統領は30日、南部諸州の知事らとテレビ会議を開催、最大限の支援実施を約束した。

折れた電柱やケーブルでぶら下がる信号機=30日、ルイジアナ州ラプレース(AP=共同)

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