日曜の停電トラブル、地下鉄内でも
550人が退避 トンネル内に出る乗客も
29日夜、停電によりニューヨーク市の地下鉄8路線が数時間にわたって停止。何百人もの乗客が電車からの避難を強いられた。30日、キャシー・ホークル知事が記者会見で発表。同日、amニューヨークが報じた。
原因はクイーンズ・ロングアイランドシティにあるコン・エジソン地下送電装置の故障によるもので、20:25頃に市全体の電力が低下、21:10頃に地下鉄が停止した。
この停電で83本の列車に影響が出た。5本が乗客を乗せたままトンネルの途中で停車。約550人が取り残された。うち2本の乗客はMTA職員および救急隊員と共に避難、1本は近くのプラットホームに運ばれた。しかし、他の2本の列車では乗客が自ら判断し、路線に出て避難を始めたという。ホークル氏は「線路は危険。私たちは皆さんに今回のような危険な行為はして欲しくない。復旧の妨げになる場合もある」と述べた。MTAは「他に線路を歩いている乗客がいないか全てのトンネル内を探してから列車を運行したため復旧に時間がかかった」と話した。
今回のトラブルについて、コン・エジソンの広報担当者は「原因はまだ調査中であり、MTAと連携して調査にあたる」としている。
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