NYPD内の取締強化 監察長官にユーレ氏

 ニューヨーク市当局は28日、市警察庁(NYPD)の新監察長官に、ワシントンD.C.警察の監察長官であるフィリップ・ユーレ氏を任命した。同氏は所属警官の汚職や、NYPD内部の腐敗行為などを食い止める。
 5月27日に就任が決定したユーレ氏は声明で、「世界でもっとも有名な警察組織として知られるNYPDの初代監察長官に選ばれたことを光栄に思う」とし、ニューヨーク市民がより快適に生活できるよう、尽力する意向を表明した。
 NYPDのウィリアム・ブラットン本部長は、「警察庁と監査官が敵対するのではなく、協力関係を結べると確信している」と期待を寄せた。