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共同通信
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【パリ共同】130人が死亡、300人以上が負傷した2015年11月のパリ同時多発テロで、実行犯のうち唯一の生存者とされ、テロ殺人罪などに問われたサラ・アブデスラム被告(31)ら20人に対する公判が8日、パリの裁判所で始まった。同被告は冒頭の人定質問で自身の職業について「『イスラム国』(IS)の戦闘員」だと述べた。
ISが計画したテロの責任を追及、真相究明を図る。来年5月下旬まで8カ月以上ほぼ連日開廷する予定。付帯訴訟で損害賠償を求めた被害者が約1800人、関係弁護士は約330人に上る「規格外」の規模のため、ロビーに臨時の大法廷を設ける特別対応が取られた。