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共同通信
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自民党総裁選に立候補表明している岸田文雄前政調会長は13日に記者会見し、外交・安全保障政策を発表した。中国・新疆ウイグル自治区などの人権侵害に対応する人権問題担当の首相補佐官を新設すると表明。弾道ミサイルを相手国領域内で阻止する「敵基地攻撃能力」の保有を巡り「有力な選択肢だ。国民の命や暮らしを守るため、ぜひ議論したい」と述べた。出馬表明した河野太郎行政改革担当相と高市早苗前総務相は、それぞれ国会の議員会館事務所を回り、支持を要請した。
岸田氏が打ち出した政策は、覇権主義的動きを強める中国や、北朝鮮を念頭に置いており、安倍政権の路線を意識したとみられる。