大分「行ったことある」

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共同通信
送検のため佐賀県警鳥栖署を出る山口鴻志容疑者=15日午前8時55分

 佐賀県鳥栖市で女性(79)を鈍器で殴り、殺害したとして、殺人の疑いで逮捕された長崎大4年山口鴻志容疑者(25)が、自首した警察署がある大分県について「昔行ったことがある」という趣旨の供述をしていることが15日、捜査関係者への取材で分かった。佐賀県警は同日、山口容疑者を送検した。

 山口容疑者は事件前日の9日に自宅がある長崎市を出た後、福岡市や現場の鳥栖市などを転々と移動しており、県警は土地勘の有無を含め、詳しい足取りを調べている。

 逮捕容疑は10日午後1時すぎ、鳥栖市酒井東町の住宅敷地で無職大塚千種さんの頭部を鈍器で複数回殴り、殺害した疑い。