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共同通信
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【ワシントン共同】米財務省は21日、企業などのシステムに侵入して機密情報を暗号化し、復旧と引き換えに金銭を要求する「ランサムウエア」を利用したサイバー攻撃に関与したとして、暗号資産(仮想通貨)交換業者「SUEX」に制裁を科すと発表した。サイバー攻撃に関連して仮想通貨交換業者を制裁対象にするのは今回が初めて。
イエレン財務長官は声明で「ランサムウエアは脅威、厳しく取り締まる」と強調した。
米国では5月に国内最大級の石油パイプラインがサイバー攻撃で操業停止に陥った。政権はシステム障害を起こし身代金を要求する手口への警戒を強め、防止策を強化している。