MTA、マスク着用取締を強化 罰金50ドル

 

 

MTA、マスク着用取締を強化

罰金50ドル

 

MTAの公式インスタグラム(mta)より

 

 ニューヨーク州都市交通局(MTA)は22日、地下鉄や電車、バスの車内や屋内駅構内でマスク着用の取り締まりを強化すると発表した。同日、ニューヨークポストが伝えた。違反者には50ドルの罰金が課せられる。

 MTAの調査によると、マスク着用率は地下鉄で87%、バスで94%と定着してきている。ただし、その取り締まりは手薄。2020年9月に義務化されてから、違反で召喚状を受けたのはたったの41人。「誰もが自分の責任を果たす必要がある」とMTAの安全責任者、パット・ウォーレン氏は指摘。「MTAの警察官や職員を要所要所に配備して7日から取り締まりを強化している」と話した。MTAはマスクの配布、着用を拒むなどの拒否反応を示した場合、召喚状を発行する。米疾病対策センター(CDC)の基準に沿い、屋外にある駅構内ではマスク着用の義務はない。

 SNSではマスクを着用すべき場所で着用していない警察官の姿が投稿され問題になっている。MTA警察のジョセフ・マクグラン署長は「我々も間違えを起こすが、相応の懲罰を受ける」と説明した。実際、警察官8人と監督官2人が処分の対象となったという。ただしニューヨーク市警察(NYPD)の警察官は交通機関内であってもMTAの監督下にはない。

 


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