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共同通信
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4日に財務相を退任した麻生太郎氏の在任期間は戦後最長の3205日に及んだ。財政再建に向け、2度の消費税増税に力を尽くしたことが功績だ。一方、財務省に対する信頼を揺るがす不祥事への対応に追われた。森友学園問題を巡る決裁文書改ざんについて、退任に合わせた4日の記者会見でも「再調査するつもりはない」と述べ、最後まで態度を変えなかった。
麻生氏は会見で、2012年12月の第2次安倍内閣発足から約8年9カ月に及んだ在任期間の成果として、消費税増税や国際的な法人税改革の進展などを挙げ「長くいなければできなかった」と振り返った。