米国務長官、仏でおわび行脚

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共同通信
5日、パリで開かれた経済協力開発機構(OECD)閣僚理事会のイベントで話すブリンケン米国務長官(ロイター=共同)

 【ワシントン共同】ブリンケン米国務長官は米英が支援するオーストラリアの原子力潜水艦導入計画を事前に知らせず、関係が悪化したフランスを訪問し、5日にマクロン大統領やルドリアン外相と相次ぎ会談した。事実上のおわび行脚で、米仏同盟のつなぎ留めに腐心した。

 「連絡をもっとうまく取るべきだった」。5日、地元テレビのインタビューにブリンケン氏はフランス語で応じ、意思疎通を怠り、溝を深めたことに反省の弁を述べた。

 ブリンケン氏は同日、マクロン、ルドリアン両氏のほか、大統領の外交補佐官ボンヌ氏とも顔を合わせて誠意を示した。