デブラシオ市長、知事選に出馬?
「ビンラディンの方が人気ある」
ニューヨーク市のデブラシオ市長が、来年のニューヨーク州知事選に出馬する意向を周辺に伝えていることがわかった。ニューヨーク・タイムズが6日、伝えた。
デブラシオ氏の任期満了に伴う市長選は来月実施。クオモ前ニューヨーク州知事の後任であるホークル氏の任期は来年まで。ニューヨークの民主党員の多くは、デブラシオ氏が立候補するのは信じられないとの思いを抱く一方、出馬する可能性があるかもしれないとみている。世論調査によれば、ニューヨーク市内でデブラシオ氏に対する支持率は低い。
デブラシオ氏は先日「この都市、この州で取り組み続けたいことがたくさんある」と強調。公衆衛生のほか、幼児教育や所得格差対策に関心があることを明らかにした。その上で「市長としての任務が終わった後も、それらに集中するつもりだ。私は奉仕したいし、奉仕するための正しい方法や時期を考えていきたいと思う」と述べ、公職を続けたいとの意欲を強くにじませた。
仮に、デブラシオ氏が出馬した場合、ニューヨーク市内はもちろんのこと、他の州でも激しい競争にさらされる可能性がある。ロングアイランド・サフォーク郡のリッチ・シャファー民主党委員長は「サフォーク郡では、デブラシオ氏よりもオサマ・ビンラディンの方が人気があるだろう。デブラシオ氏の支持率は、ここではゼロだ」と強烈な皮肉を込めて、デブラシオ氏をけん制した。
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