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共同通信
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【ワシントン共同】米通商代表部(USTR)のタイ代表は8日夜(日本時間9日)、中国の劉鶴副首相と貿易問題を巡り電話で協議した。両者の電話協議は5月下旬以来。バイデン政権としては初の本格的な対中貿易協議となる。「第1段階合意」に盛り込んだ中国による米産品購入の履行状況などを点検した。対話が摩擦緩和につながるかは見通せていない。
USTRによると、二国間の貿易関係の重要性と、それが世界経済に大きな影響を与えることを確認。「未解決の問題を議論することで一致した」という。タイ氏は「中国の非市場的な政策や慣行」が米国の企業や農家に損害を与えているとの考えを伝えた。