長女に「一方的な好意」

Published by
共同通信
甲府市放火事件で、甲府地検に入る容疑者の少年を乗せた車=14日午後

 甲府市で住宅が全焼し、住人の井上盛司さん夫婦とみられる男女2人が死亡した放火事件で、次女への傷害容疑で逮捕された少年(19)が、長女に「一方的に好意を寄せていたが、思い通りにならなかった」と供述していることが14日、捜査関係者への取材で分かった。南甲府署捜査本部は動機につながるとみて、詳しい経緯を調べている。

 捜査関係者によると、夫婦は1階にいたとみられ、遺体はやや離れて見つかった。少年は井上さんとみられる男性、妻とみられる女性の順に襲撃。事件後に着替えて移動していた。焼け跡から油類を入れる缶も見つかった。