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共同通信
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【北京共同】中国の宝山鋼鉄は15日までに、同社を特許侵害で訴えた日本製鉄の主張に「同意できない」として、争う方針を示した。AP通信などが報じた。中国政府は自国の企業を守る姿勢を強めており、訴訟がこじれれば日中関係に響く事態も想定される。
宝山は「当社の権利と利益を断固として守る」と強調した。日本製鉄と何度も意思疎通を試みたとも説明した。
中国の習近平指導部は、米国が制裁対象とした華為技術(ファーウェイ)などハイテク企業を中心に、国を挙げて守る姿勢を強調している。
宝山鋼鉄の親会社は鉄鋼世界最大手で国有企業の中国宝武鋼鉄集団で、中国政府とつながりが深い。