台湾、18年列車脱線事故で実刑

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共同通信

 【台北共同】台湾北東部・宜蘭県で死者18人を出した2018年10月の特急列車脱線事故で、同県の裁判所は18日、過失致死罪に問われた元運転士に懲役4年6月の実刑を言い渡した。

 台湾では今年4月にも東部・花蓮県で特急列車が脱線事故を起こし、49人が死亡した。運営主体の国営企業、台湾鉄路管理局(台鉄)は政府依存体質を指摘され、安全意識の低さや膨大な債務など課題が山積。蔡英文総統は4月の事故を受け、改革に取り組むとの決意を示した。