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共同通信
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【ニューデリー共同】中国とブータン両政府は19日までに、国境画定交渉を加速させることで一致し、3段階の工程に関する覚書に署名した。ブータン外務省が発表した。詳細は明らかにされていないが、両国は1984年に始まった交渉の前進と捉えている。今後、交渉が進展すれば、国交のない両国関係の改善につながる可能性がある。
ブータンはインドと中国に挟まれた内陸国で、同様に中国との国境問題を抱えるインドが安全保障面で後ろ盾となってきた。中国にはブータンとの2国間交渉の進展をアピールしインドをけん制する狙いがありそうだ。