民主党アダムス氏と共和党スリワ氏
市長選討論会19日に
ニューヨーク市長選も終盤。19日には民主党のエリック・アダムス候補と共和党のカーティス・スリワ候補の第1回目討論会が行われる。 18日付、ニューヨークポストが伝えた。
投票日は11月2日。市内では民主党支持者が7対1と多数を占め、アダムス氏が優勢だ。討論会では「街の安全」が議題のトップ。元警官のアダムス氏は、私服部隊の復活や落書き取り締まりの強化を訴える。自警団ガーディアン・エンジェルスの創始者スリワ氏は、職務質問法ストップ・アンド・フリスクや犯罪防止部隊の活用を唱える。「地下鉄の防犯」では、アダムス氏がパトロール強化、スリワ氏が5000人の警官増員を提案している。
「教育」に関しては、両氏ともギフテッド・アンド・タレンテッド・プログラム(G&T)の廃止に反対。児童・生徒に対する「ワクチン義務化」はアダムス氏が賛成、スワリ氏は反対だ。この他「ホームレス」については、アダムス氏はマンハッタンを除く市内のホテルに収容、スリワ氏はアップステートのキャンプで職能訓練を行うと主張。心理カウンセリングを強化するという点は意見が一致している。マンハッタンに乗り入れる車両に課す「混雑課金」については、アダムス氏は賛成、スワリ氏は反対。アダムス氏は大企業などと協力して「経済活性化」を図り、スリワ氏は官僚主義を削減して小規模事業を支援する考えだ。
2回目の討論会は26日に予定されている。
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