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共同通信
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【シドニー共同】オーストラリアの主要都市メルボルンで、新型コロナウイルス対策で昨年3月から断続的に行われてきたロックダウン(都市封鎖)が22日終了した。地元メディアによると、昨年3月以降、数回にわたって行われた封鎖の累計日数は262日。アルゼンチンの首都ブエノスアイレスを上回り、世界最長となっていた。
メルボルンのある南東部ビクトリア州で22日確認された新規感染者は2189人で、死者は16人。感染者数は減っていないが、ワクチンの16歳以上の完全接種率が70%に達したのを受け、州政府はウイルスとの共存策にかじを切り、今後は都市封鎖を行わない方針。