フェイスブックは「憎悪を助長」
内部告発者が英議会でも証言
フェイスブックの元社員で内部告発を続けているフランシス・ホーゲンさんが25日、英国議会の公聴会で証言。フェイスブックは安全をマイナスとみなし、「間違えなく、憎悪を助長している」と話した。 26日、amニューヨークが報じた。
ホーゲンさんは今月初め、米上院の公聴会で「利用者より利益を優先している」と告発している。この日の証言では、「分裂的な極端なコンテンツを優先、拡大し、注力する」ため、ミャンマーなどで起きているようなことが多発すると警告。フェイスブック傘下のインスタグラムがティーンエイジャーの女性にタバコやオピオイド鎮痛薬のように中毒症状を起こし、悪影響を及ぼしているとの批判を繰り返した。さらに、大手ハイテク企業が自社プラットフォームから有害なコンテンツを排除しない場合は売り上げの10%までの罰金を課す法案を英国が検討していることを評価した。
これに対しザッカーバーグCEOは「利用者を怒らせる内容を恣意的に提供しているという告発は非論理的」と反論。25日には声明文で「有害コンテンツ排除は営業的にも理にかなっている」とした。さらに利用者の安全確保に130億ドルを費やし、英国でインターネット上の安全確保を目指す法案を検討していることに歓迎の意を表した。
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