米の9月物価、4.4%上昇

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共同通信

 【ワシントン共同】米商務省が29日発表した9月の個人所得・消費統計によると、個人消費支出(PCE)物価指数は前年同月より4.4%上がった。上昇率は1991年1月(4.5%)以来、30年8カ月ぶりの大きさ。新型コロナウイルス禍からの需要の急回復に対して、部品や原材料の不足やサプライチェーン(供給網)の混乱が物価を押し上げている。

 連邦準備制度理事会(FRB)が金融政策を判断する際に重視する指数で、物価安定の目標とする2%を大幅に上回る水準が継続。物価の高い伸びが続けば、大規模な金融緩和政策の縮小ペースが速まる可能性がある。