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共同通信
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【台北共同】欧州歴訪中の台湾の呉ショウ燮外交部長(外相)は29日、日米英豪の議員らで構成する「対中政策に関する列国議会連盟(IPAC)」がイタリアで開催した会議にオンラインで参加して「中国は台湾の民主主義を破壊しようとしている」と訴え、台湾統一圧力を強める中国を厳しく非難した。中央通信社が伝えた。
呉氏は、台湾が世界的な半導体の供給源であることをアピールして「中国が台湾を軍事攻撃した場合、影響は世界に及ぶ」と指摘。さらに「台湾は民主的で自由を愛する国だ」と述べて各国との連携を呼び掛け、香港が中国に弾圧された事態を「非常に悲しい」ことだとした。