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共同通信
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【ローマ共同】ブリンケン米国務長官と中国の王毅国務委員兼外相は10月31日、訪問先のローマで会談した。米国務省などによると、ブリンケン氏は激しい米中競争を責任を持って管理したいと伝え、両者は意思疎通の維持が最重要だとの認識を確認。年内にオンライン形式で開くバイデン米大統領と中国の習近平国家主席との首脳会談に向けた地ならしを進めた。
偶発的な米中衝突の回避を狙った一方、それぞれの立場を主張した。ブリンケン氏は台湾海峡の緊張を高める行為や一方的な現状変更に反対すると強調。同時に米国の「一つの中国」政策に変更はないと明確に伝えた。