大学志願者の間で、コロンビア大の人気が急落している。3月31日、ニューヨーク・ポストが報じた。

大学受験コンサルタント、クリストファー・リム氏によると、アイビーリーグに合格した10人の中で、コロンビア大を選んだのは皆無。コロンビア大に合格してもニューヨーク大やデューク大に進む学生もおり、「コロンビア大のブランドは色あせた」とコメントしている。
コロンビア大は親パレスチナ留学生が拘束され、トランプ政権から4億ドルの補助金を打ち切られるなど御難続き。28日には、キャンパス内抗議運動にマスク着用禁止を義務付けると連邦政府に約束したものの、教授会に対しては実施しないと説明したことが発覚したカトリーナ・アームストロング暫定学長が辞任した。
アーリーディシジョン(ED)で合格した学生2人も、他校への転入を希望。リム氏は、「コロンビア大は学生を保護するか実際のところ信用できない。補助金が打ち切られたことで、大学の先行きへの懸念も生じている」と語る。
マンハッタン在住の高校4年生、イーサンさんはコロンビア大から合格通知を受け取った。ハーバード大やエール大にも受かっている。両親ともにコロンビア大の卒業生。母親は「できるならコロンビアに行ってほしい。新しい学長が流れを変えてほしい」と訴る。
コロンビア大の合格率は現在、4.29%。昨年の3.86%を多少上回る。出願者は5万9616人で、昨年の6万248人から微減した。リム氏は「オールAの学生が敬遠する中、4つBがあるような学生が入りやすくなる。向こう数週間内に、補欠リスト上の学生に連絡がくる」と予想する。
コロンビア大の広報担当者は「現在進行中の入学プロセスについてはコメントを控えるのが長年の方針」と口を閉ざしている。
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