Published by
共同通信
共同通信
【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会の対北朝鮮制裁を巡り、中国とロシアが安保理理事国に対して、北朝鮮による海産物や繊維製品の輸出禁止の解除など制裁の一部緩和を求める決議案を改めて提示したことが分かった。外交筋が1日、明らかにした。
北朝鮮による相次ぐミサイル発射を受け制裁の履行強化を訴えている欧米諸国をけん制する狙いとみられる。決議案が欧米の理事国の支持を得るのは困難な情勢で、採択は実現しない見通し。中ロが2019年に制裁緩和を求める決議案を提示した際は、採決に至らなかった。