ニュージャージー知事選、予想外の僅差 鍵を握る郵便投票

 

 

ニュージャージー知事選、予想外の僅差

鍵を握る郵便投票

 

フィル・マーフィー氏
(Photo: 本人のツイッター(@PhilMurphyNJ)より)

 

 2日行われたニュージャージー州知事選で、民主党現職のマーフィー知事と共和党のチャッタレリ候補の票数が僅差となっている。選挙前の世論調査ではマーフィー氏が10ポイント以上の差で優勢だっただけに、予想外の展開となった。3日付、ゴッサミストが報じた。

 鍵を握るのは有権者50万人が利用したとされる郵便での投票。2日の消印があれば有効で8日まで集計が行われる。予断を許さない状況が1週間は続く。両陣営が再集計を求めれば、結果の確定はさらに長引く。もともと同州では民主党支持者が共和党支持者を100万人以上上回る。連邦上院議員は2人とも民主党。州両院も民主党多数だ。ただし、知事選は別。両党員よりも無党派層が多く、1977年以来民主党現職が再選されたことはない。

 マーフィー氏は、最低賃金の引き上げや病欠の有給休暇義務化など進歩派として知られる。バイデン大統領やオバマ元大統領も応援に駆けつけ、チャッタレリ氏をトランプ前大統領と結びつけて「過激派」と批判した。ほとんど無名のチャタレリ氏は、固定資産税が全米一高いことを攻撃材料とした広告を多用。減税や教育支援を貧困地域から郊外へシフトすることなどを公約した。共和党優勢のオーシャンとマンモス両郡で投票率が向上したことが助勢している。

 


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