Published by
共同通信
共同通信
【グラスゴー共同】バイデン米大統領は2日、欧州で開かれた二つの国際会議を終え、帰国の途に就いた。中国やロシアの首脳が現地入りを見送る中、存在感を誇示。米仏関係の修復など米欧の連携強化を自賛する場面が目立ったが、前政権下で揺らいだ米国への信頼の回復は道半ばだ。今後は中国の影響力が際立つアジア外交が問われる。
「率直に言って中国が姿を見せなかったことは大間違いだった」。バイデン氏は2日、英グラスゴーで開かれた国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)首脳級会合後の記者会見で、習近平国家主席が不在だった中国を「影響力を失った」と批判した。