改ざん記載なく「がっかり」

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共同通信

 森友学園に関する財務省の決算文書改ざんで2018年に自殺した近畿財務局の元職員赤木俊夫さん=当時(54)=の公務災害認定の記録を人事院が開示したのを受け、妻雅子さん(50)は17日、大阪市内で記者会見した。「(問題の)一番根っこの改ざんに触れられてなく、がっかりした」と述べた。

 雅子さんは人事院が不開示決定を取り消し、記録の内容が明らかになった点は「一歩、進むことができた」と評価。しかし記録には、財務省幹部による改ざんの指示と、赤木さんの自殺を結び付ける記述はなく「夫は自ら改ざんする人間でない。必ず指示されてやったのだと思う」と悔しさをあらわにした。