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共同通信
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【プノンペン共同】アジアと欧州の約50カ国・機関で構成するアジア欧州会議(ASEM)のオンライン首脳会議は26日、2日目の日程が行われ、岸田文雄首相は中国による香港や新疆ウイグル自治区での人権状況を強く懸念していると述べた。25日の会議でも欧州側が外交や人権問題で他国との摩擦を強める中国への警戒感を示していた。会議は26日、議長声明を採択し閉幕した。
中国の李克強首相は25日の会議で多国間主義の堅持を訴え、米主導の中国包囲網づくりを非難。米国に歩調を合わせ「中国離れ」が進む欧州の現状が改めて示され、東南アジア諸国は影響を慎重に探っている。