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20日、マンハッタン区のジャパン・ソサエティー(JS)で、1985年公開の映画「タンポポ」(伊丹十三監督)の4Kデジタル復元版全米公開を記念して特別レセプションが開催された。
公開翌年にニューヨークプレミアを行って以来、再びJSでニューヨークの人々にお目見えする同作は、当時、西部劇をモチーフにした作風が「ラーメンウエスタン」と呼ばれ、話題をさらった。関係者向けレセプションでは、主演の宮本信子さんがスピーチを行い、「30年前はこの作品が海外でも受け入れられるのかと不安もあったが成功した。その帰りに『良かったー!』と成田空港でラーメンを食べたことを今でも鮮明に覚えている」と述べ、ラーメンが市民権を得た今のニューヨーク市で同作を再び上映できることへの喜びをあらわにした。
また、市内の人気ラーメン店、アイバンラーメンのオーナー、アイバン・オルキンさんも駆け付け、「大学生のときにタンポポを見てラーメンに興味を持ったことが自分のキャリアの始まり」と、同作への特別な思いを明かし、復活を祝った。
市内では、同区ウエストビレッジの映画館「Film Forum」で、11月3日まで公開中。
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