RELATED POST
10月30日付のニューヨーク・タイムズによると、電気・ガス供給会社コンソリデーテッド・エディソン社(コンエド)は今週、ニューヨーク市の低所得者層が電気代を節約できるよう、ソーラーパネルを自社ビルに設置するための許可を申請することが分かった。
市では、1万以上の世帯でソーラーパネルが利用されているが、電気代の節約を最も必要とする低所得者層の多くはアパート暮らしで、電気メーターをほかのテナントと共有し、ソーラーパネルを設置する屋根などのスペースを持っていない。また、住宅を所有していても、設置のための初期費用数千ドルが支払えない、クレジットスコアが低く融資が受けられないなどの理由で、利用している世帯はほとんどないという。
同社は、市の世帯の多くを賄うのに充分なソーラーパネルを設置できるビルを複数所有しており、太陽光発電で生まれた電力を低所得者層に割安で供給するなどして、約6千世帯が、電気代を月に約5ドル節約することを実現させたいとしている。
しかし、ニューヨーク州は、電力供給会社が発電源を所有することを禁じているため、同社は今週、州議会に許可を申請するに至った。市は、全米で最も電気代が高い都市の1つだという。
RECOMMENDED
-
世界最強パスポートはどの国? 日本2位、アメリカは9位に
-
今年はNYで4つの美術館がリニューアルオープン!ニューヨーク・タイムズの「訪れるべき場所」にも
-
「2025年に訪れるべき52の場所」ニューヨーク・タイムズが富山県を選出 隈研吾のガラス美術館にも注目
-
NYで5つの「メイシーズ」が閉店 対象店舗は? ミニマーケットの出店も計画中か
-
津山恵子のニューヨーク・リポートVol.47 中居氏の謝罪、アメリカではあり得ない ジャニーズ問題を繰り返し人権蹂躙
-
異色ユーチューバー、ラオスでの児童買春を投稿、卑劣さが物議…海外での犯罪も罪成立
-
今年は3店舗しかない! NYのデパート「冬季ウインドウ」まとめ 話題のWickedコラボも
-
NY、NJ州境で大規模山火事 マンハッタンの「3分の1相当」が延焼か
-
NYが「不親切な都市」に選出 50州の中で最もフレンドリーなのは?
-
ビリー・ジョエルとロッド・スチュアート 一夜限りの豪華すぎる共演、17日からチケット発売