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共同通信
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【ニューヨーク共同】11月30日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は急落し、前日からの下げ幅が一時600ドルを超えた。米連邦準備制度理事会(FRB)のパウエル議長が、インフレ高進への懸念から量的金融緩和策縮小を加速させる可能性を示唆したのを受け、投資家の間で利上げ前倒しへの懸念が高まって売り注文が膨らんだ。
米モデルナのバンセル最高経営責任者(CEO)が、新型コロナウイルスの新たな変異株「オミクロン株」に対する既存ワクチンの効果が薄いとの見解を表明。経済活動停滞への警戒感が高まったのも売りを後押しした。