Published by
共同通信
共同通信
【ハノイ共同】ベトナム戦争で米軍が散布した枯れ葉剤の影響とみられる結合双生児として生まれた「ベトちゃんドクちゃん」の弟、グエン・ドクさん(40)に対する日本の外務大臣表彰が決まり、授賞式が2日、ベトナム南部ホーチミンの日本総領事館で開かれた。
ドクさんはホーチミン在住で、地元病院の対日交流担当などを務める。兄ベトさん=2007年に死去=との分離手術を支援した日本をたびたび訪問するなどして枯れ葉剤の被害について説明、平和の重要性を訴えて両国の交流に尽力した功績を認められた。
ドクさんは「引き続き日本とベトナムの懸け橋となれるよう努力したい」とあいさつした。