オミクロン株、NY市内でも感染者
アニメNYC全参加者に検査呼びかけ
ニューヨーク州のホークル知事は2日、アニメNYCにミネソタ州から訪れた市民がコロナ変異種オミクロン株の陽性反応を示したと発表。アニメNYCの全参加者に検査をするよう呼びかけた。3日、ニューヨーク・タイムズが報じた。
この市民はワクチン接種を受けており、症状は中程度だという。アニメNYCは11月19〜21日、マンハッタンのジェイコブ・ジャビッツ・コンベンション・センターで実施され、5万3000人が参加した。参加者には保健当局から連絡がいく予定だ。
ホークル氏はその後、ニューヨーク市のデブラシオ市長と共同記者会見を行い、州内でオミクロン感染者が5人確認されたことを明かした。その中4人はニューヨーク市内在住。残る1人はサフォーク郡に住む67歳の女性で、最近南アフリカから帰国した。ワクチン接種を少なくとも1回受けており、中程度の症状だという。ホークル氏はオミクロン株の脅威がどれほどのものかの判断は時期尚早としながらも「深刻な懸念材料ではない」と発言。都市封鎖のような強硬手段は考えていないことを強調した。デブラシオ氏は「地域感染が始まったと考えられる」とコメント。「感染者は増加するだろう」と語った。両氏とも屋内でのマスク着用を勧めているが、義務化には言及していない。
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