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共同通信
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安定的な皇位継承策を議論する政府の有識者会議は6日、(1)女性皇族が婚姻後も皇族の身分を保持する(2)皇族には認められていない養子縁組を可能とし、皇統に属する男系男子を皇族とする―とした皇族数確保策2案を軸とする報告書の骨子案を全会一致で確認した。清家篤座長は、月内をめどに開く次回会合で政府への報告書を取りまとめる考えを明らかにした。女性・女系天皇の是非など皇位継承に関する方策は盛り込まれておらず、結論を先送りする見通しだ。
岸田文雄首相は11月30日の会合で「議論の結果を尊重していきたい」と述べており、政府は報告書の内容を受けて国会に報告する方針だ。