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14日付のニューズデーによると、2001年に発生した米同時多発テロで、最初にビルなどが倒壊後の現場に駆け付けて救出作業に当たった作業員の間で、粉じんの影響により神経障害が生じていることが、ロングアイランドの医師グループの研究により分かった。職業病・環境病医学ジャーナルで明らかにされた。
ナッソー郡ミネオラのウィンスロップ大学で教鞭を執る、この研究の責任者、マーク・ウィルケンフェルド博士は15日、同大学で記者会見を開き、倒壊したビルの粉じんと神経障害との関係についての調査を3回実施したと発表。調査対象となった48~71歳の16人のうち、56%が神経筋の異常を調べる筋電図検査で神経障害と診断されていた。
これらの患者には、足に灼熱痛やしびれ、チクチクとした刺激や痛み、歩行が不安定になるなどの末梢神経障害がみられ、日常生活に支障を来す者もいるという。ライム病や糖尿病、ビタミンB12欠乏症でも神経障害が引き起こされるが、これらの疾患を持つ患者はいなかった。
神経障害は、救助や復興作業で健康を害した者への医療や財政的支援を定める「ジェームズ・ザドロガ9.11健康補償法」の対象にならない。
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