英も外交ボイコット検討

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共同通信
ジョンソン英首相(奥右)とラーブ副首相(奥左)=7日、ロンドン(ロイター=共同)

 【ロンドン共同】英紙デーリー・テレグラフ電子版は8日、ジョンソン英政権が来年2月の北京冬季五輪の「外交ボイコット」を検討していると報じた。閣僚らを送らず、駐中国大使を出席させる限定的なボイコット案が浮上している一方、政府代表の派遣を全面的に見送る選択肢も残っているという。

 米国とオーストラリアは既に、中国による人権侵害などを理由にボイコットを表明しており、英国も追随すれば中国が一段と反発を強めるのは必至だ。中国外務省の報道官は8日の記者会見で、オーストラリアに「強い不満と断固とした反対」を表明し、抗議として厳重な申し入れを行ったと明らかにした。