ドイツ新首相、首脳外交開始

Published by
共同通信

 【ベルリン共同】8日就任したドイツのショルツ新首相は10日、初外遊としてパリを訪れ、フランスのマクロン大統領と会談した。ドイツにとって隣国フランスは欧州連合の最も重要なパートナーで、両首脳はウクライナ情勢や対中関係などを協議。ショルツ氏は国際社会で存在感を示したメルケル前首相の後任として、欧州最大の経済国を率いる。

 ショルツ氏は会談後の記者会見で「独仏関係を今後も発展させていく」と強調。ウクライナ情勢については事態を懸念しているとし、状況改善の必要性を訴えた。マクロン氏はドイツのメルケル前首相と築いた緊密な関係を「ショルツ氏とも続けていきたい」と応じた。