外相訪中への慎重論に懸念

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共同通信

 自民党の河野太郎広報本部長は13日の共同通信加盟社編集局長会議で講演し、林芳正外相の中国訪問に党内から慎重論が出ていることに懸念を示した。「外交は掛け声で行うものでない。外相同士の話ができない状況は好ましくない」と強調。中国に強硬な姿勢で臨むべきだとの意見を念頭に「威勢のいいことを言っておけば良いとの無責任な声が増えているのは、大いに懸念しなければならない」と述べた。

 来年夏の参院選については「党の広報戦略をしっかり作っていかなければならない」と強調した。党機関紙などの改革にも意欲を示した。