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共同通信
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【ニューヨーク共同】来年1月に開催される核拡散防止条約(NPT)再検討会議に向け被爆の実相を伝えようと、米ニューヨークの国連本部で13日、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)と広島、長崎両市が共催する原爆展が始まった。
会場には原爆投下後の広島、長崎の様子や、広島の被爆者で今年10月に96歳で亡くなった坪井直さんを紹介するパネルなどが展示された。核物質のリスクを伝えるため、東京電力福島第1原発事故に関する内容も含めた。
13日は国連職員らが展示に見入った。チェコ出身の男性職員は「日本の経験をこのような形で伝えることは、とても意義のあることだ」と語った。