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共同通信
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【ウィーン共同】イランの反米保守強硬派ライシ政権が、国際原子力機関(IAEA)の査察の対象外としているテヘラン西方カラジの核関連施設にIAEAによる監視カメラ設置の許可を検討していることが分かった。関係筋が14日、明らかにした。査察を一部許可する形だが、映像は提供されないとみられ、核活動の検証が難しい現状は変わらない。
11月に再開したイラン核合意の再建に向けた米国との間接協議が難航する中、核合意の検証に当たるIAEAに協力姿勢を示すことで、米国の譲歩を引き出す狙いがありそうだ。
関係筋によると、IAEAとイランは合意文書の作成で詰めの作業をしている。