不動産詐欺、被害総額56万ドル NJ州で6人起訴

 ニュージャージー州バーゲン郡検事局は4日、不動産詐欺により6人を起訴したと発表した。訴状によると、同郡パリセイズパークの不動産投資業者ニュースター・リアルティ&インベストメント社代表のキ・スン・チャン被告(55歳)と妻スーン・ファ・パーク=バーグマン被告(53歳)は、2008年〜09年の間に他4人と共謀し、顧客から56万ドルを騙し取った疑い。
 2人は、被害者の1人に同郡にある任意売却物件を購入するよう持ち掛け、受け取った代金を共犯者で元同社従業員であるヒャン・ソン・イ被告(56歳)の夫キ・ジュン・ユン被告名義で、自分達が所有する物件を購入するための資金に回していた。
 両被告はその後も物件を改築すれば価値が上がると説得し、建築費用の名目で被害者から金銭を搾取し、偽造した小切手を見せ、信用させていた。
 同事件に関して、被告らは既に有罪判決を受けている。他にも、エスクローに預託するとして受け取った建設費用を、被告が建設会社と同名で開設した口座に入金し、工事とは無関係の目的で使用。被害者から26万ドルを騙し取っていたことも判明した。またベトナム開発への投資とし、30万ドルを騙し取られた被害者もいた。
 共犯者のデニス・オーク被告(73歳)と妻のビバリー被告(63歳)は逃走中で、他の4人は起訴されて拘留中。6人は、詐欺による窃盗の罪に問われる。