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共同通信
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金子恭之総務相は17日の記者会見で、国土交通省の建設受注統計書き換えについて、厚生労働省の統計不正が発覚した後の一斉点検で見逃されていたとして、総務省統計委員会で過去の対応を検証する考えを示した。斉藤鉄夫国交相は記者会見で「不適切な集計方法が取られていたことは大変遺憾」と述べ、重ねて陳謝した。
政府の基幹統計を巡っては、2018年12月に厚労省の「毎月勤労統計調査」で不正が発覚。19年に政府全体を一斉点検し、不適切な処理が相次いで見つかった。金子氏は会見で「今回の事実関係の整理、一斉点検で発見できなかったことなどを検証する必要がある」と説明した。