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共同通信
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【ワシントン共同】米国務省は16日、2020年に起きた世界各地のテロに関する年次報告書を発表した。テロの脅威が分散し、過激派組織「イスラム国」(IS)や関連組織が拠点を失ったイラクやシリア以外の地域で、犠牲者が前年より増加したと指摘した。
報告書は、新型コロナウイルス流行でテロリストの移動や資金調達が困難になったと説明。一方、ISが「ウイルスは欧米に対する神の怒りだ」などと過激主義をあおるメッセージを発信し、コロナ禍を利用しようとしていると警告した。
ISの関連組織はアフリカなどでテロ活動を強化している。