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共同通信
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所得税法違反の罪で起訴された日本大学前理事長の田中英寿被告(75)が21日夜、勾留先の東京拘置所から保釈された。東京地裁が同日、保釈を認める決定をし、検察側は準抗告しなかった。保釈保証金6千万円は現金で納付された。
田中被告は20日に起訴され、弁護人が保釈を請求していた。「税務申告すべき必要性を認識していた」などと起訴内容を認め、修正申告する意向も示している。
起訴状によると、田中被告は取引業者から受け取ったリベートなどを除外して2018年と20年の所得計約1億1800万円を隠し、計約5200万円の所得税を免れたとしている。