Published by
共同通信
共同通信
【ワシントン共同】米食品医薬品局(FDA)は22日、米ファイザーが開発した新型コロナウイルス感染症用の治療薬「パクスロビド」の緊急使用を許可した。飲むタイプの抗ウイルス薬としては初。新たな変異ウイルス「オミクロン株」が急速に拡大し、ワクチン接種を受けた人の感染例も相次ぐ中「コロナと闘う新たな手段になる」とした。
対象は12歳以上で軽度から中程度の症状があり、糖尿病や心臓病などの重症化リスクがある患者。発症からできるだけ早い時期に服用を始め、入院や死亡を防ぐことを目指す。
臨床試験では、発症から5日以内に飲み始めれば重症化を88%抑えられるとの結果が出た。